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オット、15日間の入院でした。
金曜日の晩、食事をして帰宅後まもなく腹痛と吐き気。
1時間ほど様子を見ましたが改善する様子は無く、救急車のお世話になりました。
自力で歩く事も出来ず、救急隊員の方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
病歴、手術歴を救急隊員の方にお話し、かかりつけの病院へ搬送していただけました。
診断は、腸閉塞(癒着性腸閉塞)、即入院でした。

救急車に乗る際、入院になるかもしれないと思い着替え等をバッグに詰めて向かいました。

胃全摘をしてから、いろんな方のブログを拝見し腸閉塞の恐ろしさは知識としてありました。
しかし想像以上に、本当に厳しい治療でした。
1月11日の深夜に救急車、そのまま1月12日に日付が変わったころ入院となり、13日、14日と
点滴で絶食するも改善されず。
やむなく15日に地獄のイレウス管挿入。
2日間は管挿入の甲斐なく音沙汰なし。

18日の早朝からようやく腸液が管に上がってくる。翌日には便通、ガス。
23日にチューブが抜け、流動食開始。
腸液が上がってき始めた頃、
「オットさんは治りにく体質ということですよ。だいたい胃を全摘していても絶食だけで
改善する場合がほとんどです。管入れるのは稀なんですよ。」と、ドクター。
「まだ、改善されなかったら手術の可能性もありますからね」と毎回釘を刺される。


鼻の奥の痛みと喉の痛み、管で傷つくようです。
どなたかの女性の方のブログで、イレウス管挿入は出産より辛かったと書いてありました。
うちのオットは凄いです。立派な人です。可哀そうで泣けてきます。

本来であれば、重湯の流動食から、5分粥、全粥、普通食と段階的にお食事のトレーニング
をしつつ日々腸の状態を見て、異常が無ければ退院となるそうです。
その場合退院は1月28日(月)とのことでしたが、主治医から、
「どうしても早く帰りたかったら明日1月26日(金)で退院しますか?明日の検査で問題無ければ、ですけど。」
と提案され、「はい!」と飛びつくオット。
お陰様で、検査結果は問題なく見切り発車的に退院となりました。
主治医曰く、別にお粥を食べる必要は無く、良く噛んで食べる事が大切、とのこと。
肝に銘じます。

その日は確かに食べすぎたんです。
ランチにパスタ。これが結構な量だったのですがオット、食べきったんです。
そして晩にはお好み焼きを食べに行き、普段は追加オーダーしない焼きそばを、どうしても
食べる!と譲らず。
で、です。

このところ、食べられる量が増えたので、食べる事が楽しかったのかな。
オットは元々食いしん坊ですから。
「腸閉塞はクセになる事が多いですから、十分注意してくださいね」
との主治医からの言いつけを守り、今後はお酒も控えて体をこれまで以上に大切に
して欲しいです。

週末は伊豆高原へ2泊、湯治を兼ねてのんびりしに行って来ました。
オット、拷問のような治療を耐え抜き、ストレスも相当だったと思います。
1週間以上の絶飲食、体力も筋力も落ちました。
自炊で少量ずつ、栄養価の高いものを作って食べました。
温泉にも毎日2回ずつ浸かり、体を労わりました。
前回行った宿泊施設でしたので勝手知ったる、です。
「本当に入院の疲れとストレスが取れたよ。気力もリカバーできた。」とオット。

もう無理はしないで、自分を大切にしてくださいね。
くれぐれも、お願いしますよ。









万物の神様、仏様。助けて下さってありがとうございました。
手術せず退院することができました。
本当にありがとうございました。