fc2ブログ
カイロへ行くことになった理由。
それは現地パートナー会社のオーナーGさんの弟さんの結婚披露宴に
ご招待されたため。
行く!と決めたときにオットの体調についてはこのGさんに色々事前に
お話しをしておきました。
胃を全摘したことによって起こる後遺症。前期・後期ダンピングや食べら
れないもの等。
狭心症のことや、術後腹壁瘢痕ヘルニアの手術をしたことと後遺症。
これらの事を知ってくれる人がいるだけでかなり心強かったです。

それと、薬。
処方薬を持って行くにあたり、お薬の写真入りの説明を英語で作成。
製薬会社のHPでお薬情報を日・英文両方で掲載していたので、それを利用、
このお薬情報書面をオットの手荷物、ワタシの手荷物、そして預け入れの荷物
にも念のため1枚入れました。

あとは万が一体調が悪くなった時の為にオットの既往歴と、それに伴う後遺症等
の一覧表を英語で作成し、お薬情報と併せて持って行きました。


カイロ空港に着くと、現地スタッフをすぐに発見。
握手して挨拶をし、イミグレーションの方へ歩いていくと直ぐにGさんと合流。
Gさんとは日本で会う事の方が多いのでカイロで会うのは新鮮な気分。
10年ぶりのカイロ空港はとても綺麗になっていました。
Gさんとと一緒に現地スタッフが運転してくれる車に乗リホテルへ。
車に乗ると、すぐに「バナナ買ってありますよー、食べますか?」と。
クーラーボックス一杯に。
事前にGさんにリクエストしておいたバナナ、このタイミングで買っておいてくれました。
オットはすぐにエネルギー補給。これでホテルまでの道のり小一時間、後期ダンピングの
心配はナシです。さすがです!
本当にありがたかったです。


2.jpg

ホテルの部屋からはこんな感じの眺め。
とても、すぐそこにピラミッドがあるとは思えないリゾート感です。


IMG_2705.jpg
部屋のドアを開けてびっくり。
ジュニアスイートだそうですが、それにしてもリビングが広すぎです。
がら~ん、としています。


IMG_2706.jpg
こちらがベッドルーム。
結局、2日間こちらのお部屋だけで暮らすことに。
このお部屋だけでも十分広いです。


IMG_2707.jpg
気持ちのいいテラスにはリビング側とベッドルーム側にテーブルがあります。
ぼさーっとするにはモッテコイの陽気です。
日陰は涼しく湿気が無いので快適です。


IMG_2719.jpg
持参したドリップコーヒーを。
ポットに入れるお水はもちろんボトルウォーターのお水。
電圧が高いのであっという間に沸騰します。
歯磨きのすすぎも、念のためボトルウォーターです。

頂いた沢山のバナナ、お部屋に届けられたスイーツ(バスブーサやチーズパイ)、
フルーツバスケット。
今夜はGさんのお宅に食事にご招待されているので、これらは後で手を付けることにして。
コーヒーで一息ついたら、

IMG_2778.jpg
これです。
レストランへ行く?でも、初日から体調崩したくないもんね、ということで
到着して最初の食事はこれ。
お湯を注ぐだけで完成です。
使い捨てのどんぶりも持参しました。
ノンオイルです。
嵩張りますが、軽量です。
海外でも食事が心配なエリアへ行く場合、胃なしさんにお勧めです。


IMG_2779.jpg
トッピング。


このお蕎麦とトッピングのとろろ+大根おろしは4食分持って行きました。
大活躍でした。


夕方にGさんとロビーで待ち合わせ。
Gさんのご自宅へ、、、、。の前に。
1年かけてやっと気に入ったものが見つかったのに。そのドレスがスーツケースに
入ってないのです。
何度見ても、ありません。。。。無いものは無い。あきらめました。
Gさんに相談し、ご自宅へ伺う前に寄り道してもらい、最寄りのショッピングモール
へ連れて行ってもらいました。何とか代替品を調達しました。
気に入る、気に入らないということより、サイズがあっただけでもラッキーでした。
這い上がれないほど落ち込みましたが、「もういい、厄払い、厄払い!」と思う事にしました。

この日は朝4:40にイスタンブールからトランジットしてきて7:35にカイロ着。
機内は成田-イスタンブールで4~5時間眠れたかな?という程度。
ご招待いただいたお食事、とても美味しかった。
もっともっと頂きたかった。疲労で少量しかお腹に入らず非常に残念でした。。。

お食事をいただいた後、Gさんの弟さんで以前は会社で一生懸命働いてくれたI さんの新居へ。
まだまだ家財搬入中ででしたが、立派なお宅でした。眼が眩むほど金ピカでした。

ホテルに戻り、ルームサービスでボトルビールを頼んで、持参したレトルトのブリ大根、おでん
やスナック菓子で晩酌。
レトルトは「温めなくてもOK」の非常時の備蓄用の物を持参しました。



つづきは、次回。



TK530、22:30のフライト。
アタチュルク国際空港でトランジット、カイロ空港を目指します。

搭乗後、間もなく提供された晩御飯(に該当する食事)。
ワタシは食後、のんびりしようと計画していたけど睡魔に負けてしまいました。
4時間ほど眠ると丁度AM5:00(日本時間)。
いつもの起床時間にしっかり目が覚めてしまいました。
到着まであと5時間以上あります。
到着を待つだけ、何もしないでただここにいる、ワタシにとっては贅沢な時間。

0:00には就寝(寝落ち)していたオットもゴソゴソと起きだしました。

就寝後、目が覚めるまでオットの後期ダンピングはナシ。
朝、起き抜けに飲むジュースは機内へ持ち込めなかったので、ドライプルーンを
一粒食べてエネルギーの確保と、食事の前のお腹の準備を。

IMG_2700.jpg
衛星テレビ(NHK)で体操。。。


IMG_2699.jpg
シートの前に、中に荷物が入れられるスツールがあります。
オットはそこに座って、外(真っ暗)を眺る。体調は良さそうです。

オット、搭乗後、すぐに足の冷えない不思議な靴下を穿きました。
そして、オットもワタシもジャケットを脱いでカーディガンを着用。

この日の為に用意した、おなら対策パンツは大活躍。
●←コレです。 
胃が無くなってから、コレは悩みの種でしたので、オットも大満足の様子。
良い商品に巡り合えました。


IMG_2693_2
到着2時間くらい前から朝食(に該当する食事)です。
日本時間で午前8時くらい。現地時間で午前2時。


IMG_2696.jpg
コチラも写真を撮る前に食べてしまいました。。。
左側がスクランブルエッグ、ほうれん草のクレープ包みチーズ焼き
右がピーマンとポテトのグリル
お味は美味しいです。

IMG_2697.jpg

オットは少しずつ食事を楽しんでいました。
量的には結構ボリュームがありますので、食べられる物を無理をしない程度に。
前期、後期ダンピングともに無しです。
炭水化物が少なかったのが良かったのだと思います。

ワタシはシャンパンをいただきたかったですが、お酒の匂いをさせてカイロへ行くわけには行かず。。。
ジュースです。マンゴージュース、オレンジジュース共に美味しかったです。
コーヒーもとっても美味しかった。

イスタンブールのアタチュルク国際空港に到着するのは現地時間の午前4:40.(-6時間)
そこから午前7:35の便でカイロへ行きます。
体内時計が狂いだします(笑)。



つづきは、次回。








カイロ2泊、イスタンブール2泊して帰ってまいりました。
オットの体調や体調管理、食事の事、持って行ったものなど備忘録的に。

特筆すべきは帰りのフライト。イスタンブールから成田の便です。
帰りはビジネスが一杯でアップグレードできなかった。。。
こりゃ、結構キツイぞ、と覚悟を決めましたが、オットの狭心症の発作が出ました。
ウチは海外メインの旅行関係の仕事を生業としていますが、8年前からドクターストップ
でオットは海外出張に行くのを止めていました。
年に最低2度は海外出張に行っていましたが、最後の数回、狭心症の発作に襲われま
した。
病院で検査の結果、「冠攣縮性狭心症」とわかったのですが、それもホルター型心電図
を24時間付けている間に発作が出たからです。
これは胃を全摘する2年ほど前になります。
今回、機内での発作は5年ぶりでした。
ニトロ1錠で様子を見ましたが治まらず、結局2錠使いました。
2錠目を使うまで1時間以上様子をみました。
2錠目を使って、オットの様子を見ていると後期ダンピングも同時に起きている様子。
最初にグミをゆっくりと食べてもらったところ、美味しく感じるとオットが言ったので後期
ダンピングだと確信しました。
ミネラルウォーターに、手荷物の中に入れておいたポカリスエットの粉末を入れて少し
ずつ飲んでもらうと、5分もしないうちに回復しました。
狭心症の発作と、ニトロの副作用の貧血、それに後期ダンピングが相まって極度の
貧血と言いようの無い気分の悪さだったそうです。
消灯後の機内は心細く、本当に怖かったです。
発作が長いので、ひょっとすると今回は、、、と覚悟しました。
オットも、今度はダメかもしれない、と思ったそうです。

ではでは。最初に最悪の出来事を書きましたので、今度は旅の最初から書きます。
まずは、ラウンジで一杯。
前倒ししてやっつけた仕事、オットが必要になるであろう物の買い出し、荷造りで出発
までの一週間はバタバタでした。
お疲れモードだったので酔いが回ります。でも美味しかったです。
この時点で20:30くらい。
IMG_2672.jpg

行きは随分と空きがあったのでアップグレードできました。
成田からイスタンブールまで。信じられないくらい日本人の搭乗率は少なかったです。
22:30の離陸で1時間ほどしてから晩御飯(そんな時間に。。。)
IMG_2675.jpg

IMG_2679.jpg

IMG_2682.jpg

IMG_2683.jpg


IMG_2685.jpg

毎度の事ですが、サーブされると直ぐに手を付けてしまうため全部写真を
撮れませんでした。。。
が、こんな感じの食事をゆっくり楽しませていただきました。快適でした。

IMG_2689.jpg


IMG_2686.jpg
ほぼフルフラットになりました。本当にラクでした。
オットは食後、薬を飲んですぐに眠ってしまったのでワタシはしばらく
トルコワインを飲みながら映画を見ようと思ったのですが、30分ほどで
眠たくなってしまいました。


【胃なしオットの旅の装備】
★おなら対策パンツ ●←コレです。 効果絶大です。行き・帰り用2枚買いました。
★機内持ち込み 
 ポカリスウェットの粉末3、個別包装のドライプルーン、ミックスナッツ、ソイジョイ3、
 グレープ味グミ、処方薬、市販の消化薬
 ドライアップル●←コレです この乾燥リンゴ、胃無しさんの外出時の補食にオススメです
 ※機内では機内食やスナックがあるけど、万が一空港で足止め食らったりした
  場合に暫くやり過ごせる量を想定
 カーディガン、ショール、足の冷えない不思議な靴下、レッグウォーマー、
 温熱シート(足の冷え対策)
★預入荷物
  ノンフライインスタント蕎麦●←コレです
  フリーズドライ大根おろし、フリーズドライとろろ、フリーズドライ赤出汁・卵スープ、
  防災食肉じゃが・ぶり大根・鶏肉団子と野菜の煮物、
  マグヌードル、ポカリ・イオンウォーター粉末、
  スナック菓子各種、紙皿、紙どんぶり、割りばし
  アルコール除菌シート、除菌ジェル、
  3Aマグネシア(便秘薬)、新タントーゼ(食あたり)
  ビオフェルミン、温熱シート、処方薬
  (処方薬はロスバケに備えて手荷物と預入へ分散させた) 
  
  朝起き抜けで飲む野菜ジュース(5個5日分)

スーツケースは大・小2個。大はあらかじめ成田へ送っておきました。
術後腹壁瘢痕ヘルニアの手術をしているオット、荷物は持てません。
ポーターはワタシだけ、なんせ一馬力なので当日持って行くスーツケースは
極力軽めに、と意識して荷造りしました。

胃ナシで、冠攣縮性狭心症持ち、そして術後腹壁瘢痕ヘルニアの手術をしているオット。
今回の旅にあたって胃ナシさんの海外旅行を検索したけどなかなか見付けられませんでした。
胃が無い=胃酸が無い ので細菌の耐性が落ちています。特に食事面は心配です。
みなさん、どんな工夫をされているのでしょう?


続きは、次回。